GID性同一性障害・ジェンダークリニック  診療科目:形成外科、美容外科、麻酔科(厚生労働省麻酔科標榜認可番号7903号)

FTMの男性ホルモンの投与間隔


現在の男性ホルモン投与の間隔が適切か否か?

FTMの男性ホルモンの値を調べる目的は、現在の男性ホルモンを注射する間隔が適当なのかを確認してみるためです。

各医療施設によって、医師の考え方もあるかと思いますが、当院の男性ホルモン治療の考え方をご紹介します。

まず、前提条件として、男性ホルモンを打ってからどの程度でなくなってくるのか?は、個人差はありますが、ホルモン濃度が低くなる(なくなる)時期のおおよその目安は以下の通りです。

男性ホルモン125㎎→2週
男性ホルモン250㎎→3~4週

FTMにとって、適正な男性ホルモン濃度は?

男性の場合の男性ホルモンの血中濃度は、1日のうち朝に高く、夕方につれ低くなります。これを日内変動といいます。日内変動があるとは言え、血中濃度はほとんど変わりません。

FTMの男性ホルモンはどの程度で打つとよいか?

FTMの場合はどうでしょう?身体では副腎から微量の男性ホルモンの分泌がありますがほとんど影響がないので、外から男性ホルモンを摂り入れなければ男性化はしません。ただ、短期型男性ホルモンは、一定の濃度は保つことができないので、急上昇し、急降下します。

例えば、男性ホルモン250㎎を注射して3週後には、以下のようにほとんどなくなります。


「確かに3週後にほとんどなくなっているけど、2週間後になくなっているかもしれないではないか?」という疑問も生じます。まったくその通りですが、男性ホルモン250㎎を打って、2週後になくなっていることは少ないでしょう。もちろん、2週後に血液検査をしてみるのもよいかと思います。

また、250㎎であれば、なくなっているであろう3週後に血液検査をするわけですから、濃度が0に近いわけで、この値を見て、FTMの方は落胆する方も少なくありません。

注射後2,3日後に血中濃度を調べると高いですが、ご本人には今後どの程度の間隔で注射していったらよいかアドバイスができません。

さて、250㎎を注射後3週時点で、まだ残っている場合はどうでしょう?

基準値の下限である場合は、そのまま3週おきに打ってもよいし、1週ほど伸ばして4週おきに注射してもよいでしょう。

これらは、画一的に注射する間隔を決めるのではなく、生理が止まっているのか否か、赤血球、ヘモグロビン、肝機能などの値などを総合的に考慮して決めていきます。

診療科目:形成外科、美容外科、麻酔科 TEL 03-3717-3514 10:00-19:00土曜17時まで,予約制,休診:水.日.祝日

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