アメリカの話。生まれつきとは異なる性別を選んだ約140万人が政府から存在を認められなくなる可能性が出てきました。

トランプ政権は、「出生時の生殖器によって決定された生物学的性を不変の条件として、ジェンダー(性)を狭く定義する」ことを検討しているそうです。トランスジェンダーが「生まれたままの性」を定義するということです。

抜本的な動きは、まだのようですが、政府間では連邦公民権法の下で、トランスジェンダーの人々の認識と保護されたことが元に戻ってしまう可能性があります。

オバマ前政権による一連の決定は、保守派、特に福音派のクリスチャンは性の決定に反対していましたが、教育や医療などの連邦プログラムでは、ジェンダーの法的概念を覆しました。

例えば、性別は個々が選択した性、性別の出生時に割り当てられて決定されていない性など認めたことでした。その政策は、ジェンダーがかつて単一な概念(男と女のみ)として見られていたトイレ、寮などを性別関係なく自由にしたことです。

現在も、健康とヒューマンサービスの部門は、男女教育機会均等法(タイトルIX)の下で性は法的定義を確立するための努力をしています。そして、現在の連邦公民権法では、政府の財政援助を受ける教育プログラムでのジェンダーの差別を禁止しています。

しかし、今回の政府機関の草案によると、「科学的、客観的、管理可能なに基づいて明らかにされている生物学的基礎として、ジェンダーを明示的かつ一様な定義を採択する必要がある。」

この草案の定義は、「男性または女性のいずれかとして性別を定義する」とし、これを不変として、人が生まれている生殖器によって決定するものです。

また草案は、「性についての結論は、遺伝子検査を使用して明らかにされなければならない。」としているそうです。

“Transgender Could Be Defined Out of Existence Under Trump Administration ”
New York Times 2018年10月21日付

※コメント
2017年にトランプが大統領に就任してから、オバマ政権のLGBTに対する権利の風向きが一時変わる予定だったのですが、この方針が転換した背景には、LGBTの権利擁護を訴えていた娘のイヴァンカ氏の存在があったそうです。

やはり根本的な考えは、やはり変わっていなということでしょうか?同性愛は認めて、トランスジェンダーは認めない。今回はトランスジェンダーだけですから、どうなることやら・・・。