高齢から始めるホルモン治療

gid、トランスジェンダーの人の中には、人生の後半に、ときには50歳や60歳を過ぎてから新しい性に移行する人もいます。性ステロイドの使用に際して、若年者よりも高齢者の方が、生物学的効果が少ないという医学的証拠はありません。

性ホルモンの使用が許されない病気がない限り、年齢のためだけに高齢者だからといって、性ホルモン治療を差し控える必要はありません。ただし、副作用のリスクは年齢によって異なることに注意します。

血糖を良好にコントロールする能力が加齢とともに低下することがあるので、性ホルモンの段階的導入を推奨します。通常低用量から始めます。
治療例

  • MTF;エストロゲン5㎎~、1回/2w~
  • FTM;テストステロン125㎎~、1回/3w~

高齢者は通常、性別適合手術(SRS)に対する希望や期待度が低いかもしれません。明らかに、新しい性への外科的適応は、通常、手術のリスクが高いことに関して、より控えめになるかもしれません。

高齢gid、トランスジェンダーの治療に対して考慮すること

•性ホルモンの用量の調整が必要な場合がある。
新しい用量は、新しい性の特徴を維持するために十分でなければいけない。

• FTMにおける男性ホルモン(テストステロン)の心血管系への有害作用の証拠はまだない。
老化に伴って、骨密度の維持は非常に重要である。

•驚くべきことに、加齢に伴い、FTMよりMTFの方が心血管系死亡率は高い。この逆転した性差の原因はまだ明らかにされていないが、MTFに対しては、心血管系リスク防止を積極的に取り組むべきである。

医学論文の情報☞Endocrine treatment of aging transgender people.Endocrine treatment of aging transgender people.Endocrine treatment of aging transgender people.
Rev Endocr Metab Disord. 2018 Sep;19(3):253-262.