性同一性障害(GID)認定医 大谷伸久

胸オペ後の就寝時などのベッドでの態勢は、回復をスムーズにするために重要です。
術後の回復をスムーズにするために、以下のポイントを意識しながら休むと良いでしょう。
胸オペ後のベッドでの態勢は、回復をスムーズにするために重要です。特にドレーンが留置されているので、適切な姿勢を保つことで合併症を防ぎやすくなります。

胸オペ手術後のベッドでの注意点

1. 仰向けで寝る

・手術後は胸部への圧迫を避けるため、仰向けの姿勢が推奨されます。
・横向きに寝るとドレーンの傷口に負担がかかる可能性があるため、術後しばらくは避けましょう。

2. 上半身を少し高くする

・枕やクッションを使い、上半身を軽く起こした状態にすると、腫れや痛みの軽減につながります。
・血流を促し、術後のむくみを防ぐ効果もあります。

3. 腕の位置に注意

・腕を胸の上に置かないようにし、リラックスした状態を保ちましょう。
・手術後腕が挙がらないわけではありませんが、不必要に腕を高く挙げると傷口に負担がかかるため、自然な位置に置くのがベストです。

4. 寝返りは慎重に

・術後数日は急な寝返りを避けるようにし、ゆっくりと動くことを意識してください。
・ 必要なら、体を支えるためにクッションを活用すると楽になります。

5. 圧迫を避ける

・胸部を圧迫しないよう、柔らかい寝具を使用するのが理想的です。

6. ドレーンの管理に注意

・ドレーンのチューブが折れたり、ねじれたりしないように確認しましょう。
・排液の量や色を定期的にチェックし、異常があれば医師に報告してください。
・ドレーンが留置されている間は、特に姿勢の管理と排液のチェックが重要です。

自由が丘MCクリニック院長の大谷です

当院は、主に性同一性障害専門クリニックとして、GID学会認定医によるgidに関する診断、ホルモン治療、手術、そして、性別変更までのお手伝いをさせていただいています。
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