胸オペ時のドレーンの働き

胸オペ後、乳腺組織を取りだしたあとに、その乳房の空洞に余計な血液が溜まらないように、体の外に血液を排出するためのものです。

胸オペ時に使うドレーン、風船がふくらんでいる状態
ドレーンチューブは柔らかい素材で出来ていて、太さは直径3ミリ程度です。ドレーンは、日本語で排出という意味があります。

ドレーンを入れた方がよい理由

胸オペの場合、乳腺を切除した後の空洞に血液、水(浸出液)などが貯まると、なかなか治らないことがあります。

そのため、手術終了後に、その乳房の空洞の中にチューブを入れて、外から血液を吸引することにより、皮膚が下の筋肉と密着させ傷の治りを早くさせます。
ドレーンの風船が膨らんでいない状態

このチューブは左右各1本づつ留置し、体外の小さい箱につながっていて、そこに出てきた血液を回収します。

この箱を小さいポシェットに入れ、首からぶら下げます。ドレーンは問題なければ、術度翌日か翌々日に抜きます。抜くときは少し痛みを感じる程度です。

ドレーンQ&A

メール相談でいただいた質問を掲載しました。

Q ドレーンを入れることは危険ですか?

A ドレーンを入れて危険なことは一切ありません。
ドレーンが危険だったら、一般の手術でも使うことはないです。ドレーンを1週間以上入れておくなら別ですが、1,2日留置しておくことはまったく問題がありません。逆に留置しておいた方が多くのメリットがあります。

Q ドレーンはいつまで入れている?

A ドレーンは、排出という意味で、手術の後たまった血液や浸出液を体外に出すためが目的になります。急激な出血などがなければ、手術の翌日(休診日によっては翌々日)に抜きます。

排液量の目安は50~100㎖程度です。もし、量が多い場合には、抜くのを延期することもあります。

Q ドレーンを抜いた後も1日安静にするように指示されていますが、痛みがほとんどありません。どんどん動いてもいいですか?

A ドレーンを抜いた翌日までは、出血のリスクがあります。
手術の際には、電気メスというもので血を止めます。簡単にいうと、かさぶたをつくっているようなものです。
みなさんの経験上、かさぶたをムリにはがすと血が出るように、安静をと持てないと、乳房内の出血を止めた血管のかさぶたが取れてしまうと出血してしまうのです。
ドレーンを抜いてから48時間は、バストバンドを外さないで、安静にしていただきます。

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