FTMが出産 フィンランド初の事例が物議

フィンランドでは、戸籍上の男性が初めて出産したFTM事例を経験しました。フィンランドの法律は、この問題を今後どのように捉えていくのでしょうか?

男性ホルモン治療中のFTMも妊娠する可能性がありえる
男性ホルモン治療をしていたFTMが、フィンランドで初めて子供を出生したことで、地元メディアは、性を変えるために「不妊」を必要とする法律を改正するのか、法的論争の原因になるかもしれないと伝えています。

性別を変更する要件として不妊のために男性ホルモン治療を受けたFTMが出産したことは、同国の最初のトランスジェンダーの人ということになりました。

30代の彼は、男性ホルモン治療後の数年後に、合法的に女性から今の性に変えました。しかし、彼は、彼の夫との子をもうけるまでは、性別適合手術をキャンセルすることを決めた経緯があります。

フィンランドの法律の下では、男性ホルモン治療をしているFTMに対しては、女性から男性に変更するためには、「不妊」を証明する必要があります。

フィンランドの医療は、男性ホルモン治療を長い期間続けている場合には、そのFTMを不妊と判断しています。しかし、男性ホルモン治療を中断もしくは保留する場合には、ときに不妊を返上できるのです。

しかし、このケースは例外的です。ヘルシンキに住んでいるこのカップルは、男性ホルモン治療を中断し、男性として生きる期間を返上しました。

フィンランドは、法的に性別を変更する際に、「不妊」を必要とする北欧で唯一の国です。このため不妊を強要することを人権市民団体は厳しく批判をしています。

関係当局は、国内ではじめての男性の妊娠に対して柔軟な姿勢を示し、長期育児休暇を許可しました。

医師たちは、今までの男性ホルモン治療が、妊娠にどのように影響を与えるかわからないとしていますが、今回特に問題なく出産もしました。

彼は、赤ちゃんに、「お父さん」と呼ばれたい、と言う。

彼の夫は男性に生まれましたが、中立な方法で子育てする計画を述べ、彼は男女のいずれかに自分自身を区別することは望んでいないと言っています。

このようなFTMの出産は世界的に見ると、最初ではありませんが、そうは言ってもトランスジェンダーの妊娠はまれです。

その他には、女性として生まれた米国人男性は、性別適合手術(SRS)をする前に、2008 年女の子の赤ちゃんを出産しました。

男性ホルモン治療中に、彼の女性器官を維持することを決めた戸籍上男性のトーマスビーティー(Thomas Beatie)は、その後2年間で2人の子供を出産しています。

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※オンライン診療するにあたり厚生労働省の研修プログラムを受けています。

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このコラムを書いた人

性別不合(GI) 学会認定医/大谷伸久のアバター 性別不合(GI) 学会認定医/大谷伸久 自由が丘MCクリニック 院長

平成6年北里大学医学部卒業(医籍登録362489号)
国立国際医療センター、北里大学病院、順天堂大学医学部研究員などを経て、平成20年:自由が丘MCクリニック開業

当院は、主に性別不合(GI)専門クリニックとして、性別不合(GI)学会認定医による性別違和に関する診断、ホルモン治療、手術、そして、性別変更までのお手伝いをさせていただいています。

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