性同一性障害(GID)に関する書籍、映画作品

性同一性障害gidを扱った作品

性同一性障害を扱ったドラマ、映画、小説、漫画など、性同一性障害を題材とした作品をご紹介します。
性同一性障害GIDに関しての本は、多く出版されています。
まずは、小説からご紹介。
下記の小説は読んだことがあるのですが、なにか他に関連した面白い小説があれば、ぜひ教えてください!
順次記載していきます。

性同一性障害の小説

「片想い」東野圭吾

性同一性障害と言われる人たちが読んだときに、共感してもらえたり、あるいは励ますことができるようになればいいなと、書きながら強く思っていました。励ましたいっていうのは傲慢なのかもしれないんだけど、こういうものを扱う限りは本当にその人たちの身になる必要があると僕は思っているので。(本人談、野生時代2006年vol.27より)

「インターセックス」帚木蓬生


「神の手」と評判されるサンビーチ病院の若き院長岸川に招聘され、転勤した秋野翔子。そこでは性同一障害者への性転換手術や、性染色体の異常で性器が男でも女でもない、「インターセックス(両性具有者)」の治療が行われていた。

「人は男と女である前に人間である」と主張し、患者のために奔走する翔子。

そして、岸川の周辺では、奇妙な変死が続くことに気づく…。

命の尊厳を問う医学サスペンス。内容の2/3は、インターセックスの内容でかなり細かく描写されている。肝心の結末は・・・・
性別の分類は、男と女だけでなく、多様な分類があってもいいと思う。分類はお見事。

性同一性障害のことももちろん記載あります。

インターセックス(性分化疾患)とは?

性同一性障害のマンガ

「G.I.D.」庄司陽子


だけど、自分にはおちんちんがはえてこない。サンタにはおちんちんをねだってしかられた。

「おっぱいをとったカレシ」

FTMの胸オペとは?

おちんちんは、いつ生えてくるんだろう?性同一性障害(FTM)の実態をリアルに描いた感動ドラマ。

男であるはずなのに月経にとまどい、FTMとしての苦いばかりの恋心。女の身体として生まれてきたものの、性別の違いに苦しむハルカ。

嫌だけど、すがるように男とセックスしてみたけれど、結局見えてきたものは「オレは男として、女が好きだ」という自分。

「男のカラダを手に入れたい!」「裸で彼女とセックスしたい!」キズだらけの人生が、彼をよりいっそう強くし、優しくさせる。

うちのダンナがかわいすぎる!


ダンナちゃんはGID!
GIDのダンナちゃんは今まで体験したこと、これからも続くこと。2人のなりそめから、日常生活、性生活までをまじめに面白しろいこと請け合いです!
ブログもやっています!
うちのダンナがかわいすぎる!

「黄昏流星群」弘兼憲史
「同星時代」に性同一性障害のMTFが登場してきます。

「僕が私になるために」平沢ゆうな


漫画家自身が性同一性障害GIDのMTFです。自身の男性から女性への性別適合手術の過程を描く実録エッセイです。「モーニング」で短期連載。手術した場所は、漫画の描写よりヤンヒークリニックでオペしたみたいですね。

「生まれる性別をまちがえた! 」小西真冬

性別適合手術SRSとは一体…!? 前代未聞の衝撃エッセイ!元男で性同一性障害の作者・小西真冬が女性の身体になるために、性別適合手術を受けた実体験を描く! ありとあらゆる痛み・苦悩を赤裸々にポジティブに再現した、異色のエッセイ漫画。

性同一性障害の一般書

「性同一性障害って何?」緑風出版
ハリマメンタルクリニック院長、針間先生も共著の1人です。
Q&A方式になっていて、読みやすいと思います。理解があまりない両親などに読んでいただくのにいいかもしれません。

「性同一性障害 30人のカミングアウト」双葉社

性同一性障害のドラマ

金八先生(2001年)
GID・FTMを演じる上戸彩
性同一性障害を演じる上戸彩

このドラマをきっかけに性同一性障害gidのことを知ったひとも多いかと思います。

ラストフレンズ(2008年)

性同一性障害以外にもさまざまな日常生活で抱える問題を真正面から捉えた作品。

家や職場でも居場所がなく、さまざまな悩みを抱えた若者たちが、ひょんなことからシャアハウスに集まる。

他人との共同生活を通して、人と人との関わりの難しさと大切さを学ぶことで悩みを乗り越えていく。

自分らしく、ひたすら前向きに毎日を生きていく姿をリアルに描かれている。

性別に関しての悩みを誰にも言えない性同一性障害GIDを演じるのは、全日本選手権の優勝を目指すモトクロス選手。

口調や態度は男勝りでボーイッシュ。
性同一性障害gidとラストフレンズ

モトクロス選手として全日本選手権優勝を目指すが、外見や性別で選手能力を判断されることを嫌い、一人前のレーサーとして扱って欲しいと思っている。

女子的生活(2018年)

NHKドラマ10 2018年1月5日~4回放映
坂木司の痛快ガールズストーリーのドラマ化

主人公は、トランジェンダー女子の“戦うヒロイン”の痛快で爽快な物語です。

女子的生活に憧れ、田舎から都会に出てきたヒロイン・みき(志尊淳)は、ファッション会社に働くOL。

でも、ひとつ大きな秘密があります。

それは、みきがトランスジェンダーであるということです。

見た目はスレンダーな美人ですが、性別は男性なのです。しかし、男性に興味がなく、好きになるのはいつも女性です。

ファッションの街・神戸を舞台に、破天荒で毒気たっぷりでも憎めないヒロイン・みきと、ひと癖もふた癖もある登場人物たちとのバトルエピソードを、ポップに、明るく、コミカルに、そしてちょっと切なく描く、痛快ガールズストーリー! (NHKサイトより抜粋)

性同一性障害の映画

トランスペアレント

性同一性障害MTFの父親
アメリカドラマ。フェファーマン家の父親が、自分がトランスジェンダー(MTF)だと告白(カミングアウト)することをきっかけに、その家族たちは自らの秘密とも向き合うようになっていく。

それぞれが自分らしさを模索し始めた時、運命は思わぬ方向へ動き始めていきます・・・。

彼らが本気で編むときは、(2017)

トランスジェンダーの女性リンコは、介護職員として働き、徹底的に優しい。

彼女の心の美しさにひかれた恋人マキオ。そんなカップルのもとに、突然母親に家出されたマキオの姪のトモが現れる。3人がそれぞれの幸せを見つけるまでの60日間を描く。

ディス・イズ・ミー(2016)


「ディス・イズ・ミー~ありのままの私」は、アメリカドラマ「トランスペアレント」に触発されて、トランスジェンダーが製作しています。1話完結で、5分程度の短編5本を収録。

トランスペアレントでのテーマをもとに、それぞれの思いや考えを表現していく。

「ナチュラルウーマン」(2018年)

私らしく、私を行きたい

「グロリアの青春」を手がけたセバスティアン・レリオ監督によるヒューマンドラマ。

アカデミー賞に最も近い史上初のトランスジェンダー女優と言われている主人公のマリーナ役のダニエラ・ヴェガは、自身もトランスジェンダーの歌手である。

映画では、トランスジェンダーのヒロインが、自分らしさを守るため差別や偏見に晒されながらも、逆境に負けずにまっすぐに生きる姿を描く。

ウェイトレスをしながらナイトクラブのシンガーとして歌うトランスジェンダーのマリーナは、歳の離れた恋人オルランドと暮らしていた。

しかし、オランドは自身の誕生日の夜、自宅のベッドで意識が薄れて亡くなってしまう。最愛のオルランドの死により思いがけないトラブルに巻き込まれ、容赦ない差別や偏見を受けるマリーナは、女性として生きていく権利を胸に前を向いて歩くことを決意する。

リリーのすべて

世界で初めて性別適合手術(SRS)を受けたデンマーク人画家のリリー・エルベと、その妻ゲルダとの愛を描いた伝記ドラマ。
風景画家のアイナー・ヴェイナーは、同じく画家の妻ゲルダに女性モデルの代役を依頼される。そのときに、自分自身の内面にある女性の存在を感じ取りはじめた。それ以来リリーという女性として生活していく比率が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩むことになる・・・。


POSE/ポーズ

経済が華やかになってゆく80年代のニューヨークを舞台に、その中で暮らすLGBTQの生活を描いた作品です。
ダウンタウンの社交界や、ボールルーム・カルチャーを通して、当時のLGBTQのありのままの姿が描かれます。

POSE/ポーズを詳しく