18歳以上の医学的治療について(令和4年4月1日~)

2022年4月1日から、成年年齢は18歳になります。

2018年(平成30年)6月に、民法の定める成年年齢を18歳に引き下げること等を内容とする「民法の一部を改正する法律」が成立しました。

改正法は、2022年4月1日から施行されます。
民法が定める成年年齢を18歳に引き下げると、18歳に達した者は、一人で有効な契約をすることができ、また、父母の親権に服さなくなることとなります。

医学的治療も含みます。

民法が定める成年年齢には、
①一人で有効な契約をすることができる。
②父母の親権に服さなくなる。

未成年者が契約を締結するには父母の同意が必要であり、同意なくして締結した契約は、後から取り消すことができます。また、父母は、未成年者の監護及び教育をする義務を負います。

目次

医学的治療についての考え方

2022年4月1日時点で、18歳以上の場合、治療をする上で、法律による親権者の同意は必要なくなります。

家族間のトラブルにならないように、できるだけ親権者に何の治療をするかぐらいは話してから治療を始めましょう。

※オンライン診療するにあたり厚生労働省の研修プログラムを受けています。

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このコラムを書いた人

性別不合(GI) 学会認定医/大谷伸久のアバター 性別不合(GI) 学会認定医/大谷伸久 自由が丘MCクリニック 院長

平成6年北里大学医学部卒業(医籍登録362489号)
国立国際医療センター、北里大学病院、順天堂大学医学部研究員などを経て、平成20年:自由が丘MCクリニック開業

当院は、主に性別不合(GI)専門クリニックとして、性別不合(GI)学会認定医による性別違和に関する診断、ホルモン治療、手術、そして、性別変更までのお手伝いをさせていただいています。

ホルモン治療、手術についてわからないことなどありましたら、気軽にLINE、またはメールからお問い合わせください。

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