GID性同一性障害・ジェンダークリニック  診療科目:形成外科、美容外科、麻酔科(厚生労働省麻酔科標榜認可番号7903号)

FTMの男性ホルモン副作用


男性ホルモン治療による多血症

男性ホルモンによる多血症は、血液中の赤血球が多く産生されることによります。これは、男性ホルモンが、赤血球をつくる骨髄に作用して、造血が過剰になるためです。

赤血球は酸素を運ぶ役割をするので、一見多ければよさそうに見えますが、多すぎると血液の粘度(ドロドロ)が高くなります。そのため、細い血管が詰まりやすくなると言われています。

若くて健康であれば、血管年齢も若いですが、加齢とともに血管は動脈硬化も起きますので、血管の内腔が狭くなります。このような状態になると、血管が詰まりやすくなる可能性があります。

多血症の指標は、ヘマトクリット(Ht)を見ます。55%を超えると要注意です。
<対処法>
男性ホルモンの容量を減らす。例:250㎎→125㎎にする。現在注射している間隔を1週間延ばす。

それでも、無理なら、献血を行うか、血液を抜く(瀉血しゃけつ)。

<日常の食生活>
・脱水にならないように心がける。水は、1日に1.5~2リットル摂る。また普段から、多くお酒を飲む方は、脱水になりやすいものです。お酒を飲むときは、お酒と同量の水もいっしょに飲みましょう。

尿酸値が高くなる(=痛風)

尿酸値が高くなると痛風の原因になります。通常、生物学的な女性は、女性ホルモンが分泌されている間は、痛風になりません。閉経後はなりやすくなります。

痛風は、関節内に尿酸が溜まり、炎症を引き起こします。特に足の親指の関節に生じやすく(足関節、膝もあり)、赤く腫れ、触る、風が当たるだけでも痛みを生じます。

FTMの場合は男性ホルモン治療を行うために、女性ホルモンの分泌が抑えられ、テストステロンが尿酸値を上げる原因の1つになります。

テストステロンは、腎臓において尿酸の排泄を抑制し、血清尿酸値を上昇させることが明らかになっています。同様に、エストロゲンとプロゲステロンは、腎臓における尿酸排泄を促進し、血清尿酸値を低下させます。

このことから、FTMで男性ホルモン未治療の場合は尿酸値を気にする必要はありませんが、男性ホルモン治療後は、尿酸値が上昇してくることが多いので、血液検査をした際には注意して見ておきましょう。

基準値7.0を超えると要注意になります。

FTMの痛風最新情報

以前から言われているものと大差ないのですが、一応列挙します。

食事療法と生活指導になります。尿酸は、体内で作られるものと食事のプリン体に由来します。
・プリン体を多く含むものとして、肉類、あん肝、レバー、魚介類の卵、いわし、ひもの、ビール、ラーメンなど。
・魚卵としては、1粒サイズが小さい白子、うになどに多く、サイズの大きな数の子、すじこ、いくらは少ない。鶏卵も多くはありません。

ただしに使われるうまみ成分のイノシン酸もプリン体であり、ラーメン、濃厚な鶏ガラスープやとんこつには多く含みます。

日常生活では、水を1.5~2リットル水分を摂りましょう。

運動は、過度になると逆効果になるので気をつけましょう。

コレステロールが高くなる

血中のコレステロール、脂質が高くなりやすくなります。

トリグリセライド、コレステロール、LDLが上昇。HDLが低下。

トリグリセライド
異常高値の場合は、動脈硬化の原因となります。また、肥満も一般的にトリグリセライドは高くなります。糖尿病、アルコールや糖質を多く摂るとトリグリセライドが上昇します。

HDLコレステロール
別名、善玉コレステロールと言われています。FTMは、男性ホルモン(テストステロン)を注射しているため、HDLは低下します。HDLが低すぎると動脈硬化の原因の1つとしてみなされます。

診療科目:形成外科、美容外科、麻酔科 TEL 03-3717-3514 10:00-19:00土曜17時まで,予約制,休診:水.日.祝日

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