GID性同一性障害・ジェンダークリニック  診療科目:形成外科、美容外科、麻酔科(厚生労働省麻酔科標榜認可番号7903号)

男性ホルモンによるFTMの声の変化

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FTMの場合、男性ホルモン治療を始めると症状の変化の1つに声が低くなることでしょう。

まずは、簡単に声帯と声についてお話ししましょう。飛ばしてもよいです。
声帯は、息の流れによって振動することで声が出ます。この声帯の振動の範囲を基本周波数F0といいます。通常の振動数は、100~200Hz(1000Hzぐらいまで振動が可能です。)です。発する声が違っても、基本周波数F0は、ほとんど変化がなく一定です。

私たちが耳に聞こえる高い声、低い声は、この基本周波数によって決まり、これが低いほど声が低くなります。
普通の男性の平均値は、85~155Hz、女性の平均値は、165~255Hzです。

男性ホルモン治療による声の男性化に対しての声の影響、声の満足度の研究報告を紹介します。

50人の18~60歳までのFTMを対象:声のデータを男性ホルモン治療の前、治療開始後3,6,12か月の時点で声の振幅をデジタルオーディオで基本周波数と音圧を解析。同時に、男性ホルモン血中濃度と当事者の声に対しての質問を記録。

基本周波数は、3,6,12か月ごとに低下していき、3か月後には、平均192Hzから155Hzまで下がり、最終的に12か月後には125Hzまで下がりました。音圧レベルに大きい変化はありません。

当事者の感想として、声が不安定、声を出すと疲る、ボイスセラピーが必要なひともいました。
基本周波数は、男性ホルモン血中濃度とに相関関係はありませんでした。男性ホルモンの種類によっての影響はありませんでした。

男性ホルモン治療を行ったFTMの声の変化は、ほとんどが満足を得るものでした。しかしながら、十分に効果がなく、ボイスセラピーを行った人もいます。男性ホルモン治療中は、総合的な声のアセスメントも必要なのかもしれません。

ポイント
1 個人差はあるが、男性ホルモン治療後12か月でほぼ男性と同じ周波数になった。
2 男性ホルモン治療後に最も変化があったのは、6か月目であった。
3 最初の1年でボイスセラピーが必要なこともある。

 

診療科目:形成外科、美容外科、麻酔科 TEL 03-3717-3514 10:00-19:00土曜17時まで,予約制,休診:水.日.祝日

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